中鴨神社から風の森方面は、古道と平行して自動車の通る国道24号線が走 っています。私は最初古道を歩いていたのですが、ほんとにほとんど人が通 らなくて、だんだん怖くなってきたので、途中で国道の方へ移りました。
しかし(^^;国道に移っても、車は通るものの人は全く通りません。古道の方 はそれでも5分に1人くらいの割合で人とすれちがっていたのですが、国道 の方は全然誰ともすれちがいませんでした(^^)
さて、風の森峠まで来て、そこにあった地図を写真撮影して、次の風の森神 社まで約200mほどの道を上っていきます。
中鴨神社から風の森峠までの道はすごい上り坂で、特に峠の近くはかなりの 急勾配だったのですが、その風の森峠から、風の森峠神社への道は、さらに 上りでした(^^;;
この風の森神社が、ひじょうに見つけにくい場所にあります。私はその近く をなんどもウロウロ歩き回りました。
そしてやっと神社を見つけて、そこの由緒書きを撮影しようとした時!
なんとカメラが紛失していることに気づいたのです!
私は道の途中で落としたんだろうと思い、風の森峠までの道を戻りました。
しかしどこにもカメラは見つかりません。
結局私は峠と神社の間を2往復探して歩いたのですが、カメラを見つける ことはできませんでした。
そこで、高鴨神社以降は、念のため予備に持っていったカメラで撮影しまし た。そして下鴨神社は御所駅までたどりついた後、疲れた足をひきずって、 再度訪れて撮影したのですが、中鴨神社の写真だけがいま手元にありません。
バスで行けばいいのでは?(^^)
とも思われるでしょうが、実はこの日お金がギリギリだったのです。
前日は実は西宮から堺まで別件でフィールドワークをした後ニフティの会合 に出ており、疲れていたのでそのままホテルで熟睡。
朝天王寺でATMを見つけて引き出そうと思っていたのですが、どうしても 見つけることができず、結局往復の電車賃+α程度しか手元になく、更には 尺土まで乗った特急で特急料金が必要なことを知らなかったので、その分の 臨時出費まであり、更に御所市でもATMが見つからなかったので、結局、 この時点では、もう御所から大阪に戻る普通電車賃+150円しかありませ んでした。
そこで中鴨神社に再度行くのは諦めざるを得ませんでした。もっとも下鴨神社 への再度の往復でも、足を引きずるようにして歩いていましたので、お金が あったとしても体力的に限界を超えていたかも知れません。
まぁ、やはりそう簡単には葛城の秘密というのは見せてくれない、ということ なのかも知れません。
【風の森神社】
正式には、志那都彦神社といいます。御祭神は志那都比古神です。
この神社について詳しいことは分かりません。
ガイドブックによると、この神は風の神様ということで、ここが金剛山麓を 南西から吹き抜ける強風の通り道になっているため、平穏を祈るために建て られた神社であるとのこと。
たしかにそういう場所かも知れません。