自動的に消滅する

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■フレーズ
(1) おはようフェルプス君
(2) 例によって君もしくは君のメンバーが捕らえられ、あるいは殺されても当局は一切関知しないのでそのつもりで。
(3) このテープは自動的に消滅する。(**)
(4) 成功を祈る。

(英語版)
(1) Good morning, Mr. Phelps.
(2) As always, should you or any of your I.M. Force be caught or killed, the Secretary will disavow any knowledge of your actions.
(3) This tape will self-destruct in 5(10) seconds.(**)
(4) Good luck, Jim.

英語版はたいてい5秒だが10秒という場合もあった。またテープではなくレコードが渡される場合もあり、その場合は this tape ではなく this disk になる。また稀にフェルプス自身に処分させる場合もあった。

「Mission Impossible」というと、若い世代の人はトム・クルーズのアクション映画を連想する人も多いかと思いますが、これは彼が1960-1970年代に放送されたテレビドラマのタイトルを借りたものであり、今回取り上げたフレーズはそのテレビドラマの決まり文句です。ちなみにトム・クルーズの映画ではTVドラマシリーズの主人公だった人を悪人にしてしまったので、TVドラマのファンはトム・クルーズに猛反発しています。タイトルを借りたのに、元の物語の主人公を悪人にするというのは、極めて礼を逸しており、原作品に対する冒涜だと私は思います。

さて、この本家の「Mission Impossible」は、日本では「スパイ大作戦」のタイトルで放送されており、ジム・フェルプス(演:ピーター・グレーブス)をリーダーとするチームによる頭脳的な作戦が魅力でした。物凄く綿密な計画を立てて実行するのですが、ミッション中に必ずトラブルが起きます。それをどうやって切り抜けるかというのもまた楽しみでした。

このセリフは番組の冒頭で、ジムが様々な場所に呼び出され、色々な方法で指令が録音されたテープ(など)を受け取るのですが、その指令の中のセリフ。「おはようフェルプス君」と挨拶しておら、指令の内容を説明します。そして最後に、何かあっても当局は関知しないと告げた上で、指令のテープは自動的に消滅する、ということになります。たいていの場合、テープレコーダーから煙が噴き上がり、テープは再生不能状態になります。

このテレビドラマのテーマ曲(作曲:Lalo Schifrin)はひしょうに珍しい5拍子の曲で、私は5拍子の曲というと、このテーマ曲と「Take Five」くらいしか知りません。

チームの名称は日本語版では「君もしくは君のメンバー」としか言っていませんが、英語版では「I.M. Force」となっています。これはドラマのタイトルから考えて Impossible Mission Force (不可能作戦実行隊)なのでしょう。メンバーは物凄く優秀な精鋭の集団です。そのチームワークと緊急事態への対処能力が美しかったです。個人のスタンドプレイを見せるドラマや映画は多いですがチームワークで魅せるドラマは少ない。

Jim Phelps (Peter Graves)
リーダー(2-7期)。人望と冷静な判断力でチームをまとめる。
Barnard "Barney" Collier (Greg Morris)
メカニック(1-7期)。機械工作・電子工作に物凄く強い。リメイク版では息子のPhil MorrisがIMFのメンバーを演じた。
William "Willy" Armitage (Peter Lupus)
1-7期。元重量挙げの選手で、その筋力を作戦に活かす他、警備員や警察官に変装したりする。
Rollin Hand (Martin Landau)
1-3期。元俳優で、様々な人物に変装して潜入し工作活動をする。
Amazing Paris (Leonard Nimoy)
4-5期。Rollinの後任。変装と声色の名人。
女性メンバー
関係者の女性を装って潜入したりする。1-3期は Cinnamon Carter (演:Barbara Bain), 5期は Dana Lambert (Lesley Ann Warren), 6-7期は Lisa Casey (Lynda Day George).

(2020-05-26)
■関連項目
大江戸捜査網
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