謎の音名表示

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元々ミュージシャンというのは、気まぐれだし、人のいうことを聞かないものです。そのせいか、世の中には随分様々な音名表示があふれています。ここに取り上げるのは、あちこちで見かけた表示方法で、基本的に非推奨のものです。あくまでネット上の様々な文献を読み解くためのヒントとして掲示します。

ヤマハ方式

ヤマハは一部の音楽製品で、国際的な音名表示と数字が1つずれたものを使用しており、これはあちこちで大混乱を引き起こしています。私もこれにやられて大量のデータを書き換える羽目になりました。

国際式では中央ドをC4とするのですが、ヤマハ方式ではC3と表示するのです。

これは本当に気をつける必要があります。

謎の音名番号

スズキおよびヤマハのサイトで、中央ドを40とする音名表示が行われています(通常は60)、メーカー全体で使用されているわけではないようで、普通に中央ドを60とする表記が使われている所もあります。あまりにもあちこちで見かけるので、作業の都合上、絶対音名一覧にも記載しましたが、どういう立場の数字なのか不明です。

変形イギリス式?

ヤマハのオカリナのページにはまた謎の音名表示があり、解読に苦労しましたが、次のようになっているようです。

表記イギリス式国際式
C-Bc'-b'C4-B4
C''-B''c''-b''C5-B5
c'''-f'''c'''-b'''C6-F6
c''''-b''''c''''-b''''C7-B7

謎のハイロウ

全く出所不明の不思議なhi/lowという表記のついた音名表示が出回っています。これはいくつもの問題点があり、使わない方が良いです。

表記国際式
lowlowA-lowlowG♯A0-G♯1
lowA-lowG♯A1-G♯2
mid1A-mid1G♯A2-G♯3
mid2A-mid2G♯A3-G♯4
hiA-hiG♯A4-G♯5
hihiA-hihiG♯A5-G♯6
hihihiA-hihihiG♯A6-G♯7
hihihihiA-hihihihiG♯A7-G♯8
問題点の例
・Aの所で切り替えるため G#とA♭のhi/low表示が混乱する(mid2G# = hiA♭)
・hiをhighの略として使うのが不自然
・男声の歌唱域以外では、highとかmid, lowの感覚が合わない。女声ではhiA(A4)なんて全然高くない。

(2020.5.11)
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