古事記の記述は、天若日子に絡む部分のみですが、この神はその名前から安産の神として信仰されており、鳥取県東郷町の倭文神社などでお祭りされています。
倭文神社に伝わる所によれば、下照姫は出雲から海路この地にやって来られて、人々に農業の指導をし、薬の知識を与えて、安産のための知恵を授けられたとのことです。
なお、下照姫の姉妹に高照姫神という方もおられます。こちらは八重事代主神の同母妹になります。つまり、大国主神の子供で下記4人きょうだいが関連神になっています。
母=奥都嶋 の田心姫 |
味鋤高彦根神 | 葛城の高鴨神社 |
下照姫 | 葛城の長柄神社 | |
母=邊都宮 の高降姫 |
八重事代主神 | 葛城の下鴨神社 |
高照姫 | 葛城の中鴨神社 |